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クロスオーバー夢小説サイト『蒼月』のブログ。日常のネタから夢小噺まで。
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BASARA夢でMHP2G&3の世界へトリップ!
…とかいう、どうしようもない誰得夢。
しかもブログゆえ名前変換も出来ないとかいう。

今、3話目くらいまで下書きしてるBASARA夢、しかもその未来。
政宗とヒロインが、佐助と幸村がMH世界へぶっ飛んだ!

出会い拾われた先はとあるG級ハンター2人組。
そこで始まる壮絶な宝玉集めのハンター生活!

…そんなお話ですが、良ければ続きからどうぞー。



 

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 MH×BSR!未知との遭遇 
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伊達藤次郎政宗。
隻眼の彼を称して曰く、独眼竜。
またその身に纏う蒼の衣から蒼龍とも呼ばれ、何かと『竜』に縁のある男とも言える。

先頃迎えたただ一人の正妻、刹那もまた、政宗の、竜の纏う雷とも呼ばれた女である。
その渾名のままに雷を操り政宗と共に戦乱の世を駆けてきた。

が、しかし。

いくら竜と呼ばれようと雷を自在に操って見せようと、分類上はれっきとした人間である。
正式名称は動物界後生動物亜界脊索動物門羊膜亜門哺乳綱真獣亜綱正獣下綱霊長目真猿亜目狭鼻猿下目ヒト上科ヒト科ヒト下科ホモ属サピエンス種サピエンス亜種ホモ・サピエンス、というヤツである。

決して彼らは『竜』そのものではない。

『竜』とは、幻獣、霊獣、または神獣、あるいは神そのものとして描かれたモノであって、生きている本物を見た者など、どこにもいない。
焦がれ、畏れ、敬い、その姿を幻視して絵画に彫刻に物語に垣間見る、それが『竜』だ。
―――それこそが『竜』であったのだ、2人にとって。

しかしその『目に見えないモノ』という概念はたった今崩された。
それはそれは強引に、乱暴に、縋る余地は欠片も無く。


「Hey………こりゃあ、何だ………?」
「………竜、というか、何て言うか………あれだ、西洋風の…ドラゴン………?」


さっきまで居城の謁見の間にいたはずの2人は紆余曲折あって虹色の光に包まれて、気付いたらここにいた。
緑萌ゆる穏やかな高原、東西と南の三方を小高い丘に囲まれた、少し開けた高台と思しきそこは見晴らしも良く風も心地良い。
まだ小さな小競り合いはあるものの大きな戦は一応の落ち着きを見せ、悲願であった天下統一を果たし天下人となった政宗とその妻刹那にはまだ当分の間そんな余裕はないであろうが、いつかのように気ままに馬で遠駆けなどするには絶好のロケーション。

ここはどこだ一体どうなってやがる、ここは風が気持ち良いな、いやお前違うだろもうちょっと危機感てものをだな、そんな些かズレた会話をしていたところに『それ』は突如舞い降りたのだった。

轟、と大きな羽音。
ついで耳を塞いでもなお体の芯まで揺るがすような咆哮。

とっさに強く閉じた瞼を開いてみれば、眼前にゆるりと降りてきたのは見たことも無い、蒼く巨大な竜だった。


「おいおい、本当どうなってやがる…!」
「…睨まれてるな。何か口から炎が漏れてるのは気のせいか。そんなとこまでファンタジーか!」
「つーかアレ完全にこっちを敵だと思ってやがるだろ。しかも炎って真田幸村かよ。」
「いや武田信玄公という線もあるぞ?それからえーと、前田の半裸も炎だったし。」
「半裸って何だよそこは利家って言ってやれよ。っつーか違ぇ!そうじゃなくてだな!」
「うむ、こんな時はアレか、死んだふり?でも野生の熊にそれをやると逆効果だと聞いた覚えがあるんだが。」
「今ここでそんなんしたら喰われる前に丸焦げにされそうな雰囲気だがな。」
「…目、逸らしたら……喰われる?焼かれる?」

政宗も刹那もこれまで幾度となく死線を潜り抜けてきた。
冗談ではなく三途の河が見えた経験は何度もあるし、部下に叱られたことも然り。
けれど相手と目を合わせて対峙して、ここまで危機を感じたことは無い。

とにかく目を逸らさずに。できればこのままどこかへ行ってくれと願う。

いきなり見知らぬ土地へ飛ばされて訳も判らぬところへの突然の巨竜襲来に、思い切り混乱している2人。
だが当の蒼い竜―――彼らはまだ気付いていないが所々鱗が剥がれ落ち痛々しい傷を負っている―――が、そんなことを知る由も構う訳もなく。

傷付いて追い詰められていた竜は2人の『ニンゲン』を、それまで竜を追いまわし傷付けたハンターと同種の『危険なモノ』と判断した。
自らの命を脅かす存在に立ち向かい、排除する。
それは怒り狂った竜にとって、当然の行動であった。

じっと2人を睨んだまま、長い首を大きく擡げ深く息を吸い込む。
溜めた怒りを爆発させるように、2人に向かって『それ』を放つ。

「「―――!!!」」

咄嗟に左右に跳んだのは2人が今まで培ってきた危機察知能力の賜物だった。
考えるより先に反射で飛び退いたそこをもの凄い勢いで通過したのは巨大な火球。
あんなものがもし直撃していたら、と思うとぞっとする。
だが恐れている暇もなく、竜は次の攻撃に出た。
竜から向かって右側へ跳ねた政宗に向きを合わせて頭を下げ、その巨体からは想像もできない早さで突っ込んできたのだ。

「―――政宗!!」

押し潰される、と刹那が恐怖を感じたのは一瞬。
回避が間に合わないと踏んだ政宗はあろうことか自ら竜に向かっていき、すれ違いざまに咄嗟に構えていた一刀で竜の左目に斬り付けたのだ。
顔や体はいかにも堅そうな鱗で覆われていても眼球は別、容易く斬り裂けるかと思ったそこはしかし僅かにずれて顔面の鱗に弾かれた。
ガキンッと嫌な金属音を立てて身体ごと弾かれ、宙へ放り出された政宗はしかし地面に叩きつけられることは無く、銀の鱗を舞わせ電磁加速を駆使して文字通り飛んできた刹那にキャッチされた。

「Ha……Crazyにも程があるぜ……。」
「とにかく逃げよう。これは本気で不味い。」

たった一撃で折れる寸前にまで破壊された刀を鞘に納めた政宗に、刹那の切羽詰まった声が届いた。
勢い余って倒れ込みもがく竜を視界に納めたまま、2人はちらりと視線を辺りに這わせ逃げ道を探す。
南側の高台の奥、人が入り込めそうな亀裂を発見したのは刹那が先だった。

「政宗。あの高台の奥…見えるか。」
「…ああ、アレか。」
「私が囮になる。」

「―――、命令だ。お前もすぐに逃げて来い。………絶対に死ぬんじゃねぇぞ…!」

刹那の右腕に絡みつく銀の雷竜は、刹那の意思に応じてその姿を変える。
戦装束の鎧となり身を守ることもできれば、無数の鱗を飛ばして足がかりとし、雷―――電気の力を使って鎧を纏った刹那を電磁加速させ、それこそ目にもとまらぬ速さで移動することもできる。

謁見の間にいた時のまま、咄嗟に掴んだ一振りの刀以外の武装を持たない政宗よりも、刹那の方が囮に向いているのは確実で。
けれどやっと、ようやく手に入れたばかりの愛する女を死地に追いやりたい訳が無い。

迷ったのは一瞬、無理やりにでもその案を呑んだのは自分の肩に乗る重い重い責任ゆえだ。
自分は日ノ本ノ国の頂点に立った。それはすなわち国の命を、かの国に生きる民の全てを背負ったということだ。
刹那と夫婦になると決めたとき、確かに告げられた言葉でもある。
『もし自分が道半ばで斃れたとしても、振り返らずに前へ進め』と。
それは理解している、全てひっくるめて納得して、それでも手を伸ばして掴んだ女。
その刹那はふ、と微笑って見る間に鎧を強固に変化させ、了解、と小さく呟いた。




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